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病原性微生物の取扱いの教育訓練

 

近畿大学生物理工学部で、平成27年11月20日、実験に微生物を用いる場合に受講が義務づけけられている教育訓練が開かれました。本学部初めての試みで、もしかすろと、全学でも初めての微生物取扱いの教育訓練なのかも知れません。私が講師を依頼されましたので、適当な資料を探しましたが、全国的にもあまり実施されていないのか、教育訓練の実施内容に関する資料が見つけられませんでした。結局、文部科学省、厚生労働省、環境省、国立感染症研究所、WHO、近畿大学の微生物取扱い実験の規程や他大学の取扱規程を比較しながら、連携する必要がありました。きちんと定義されない用語も多く、十分な理解ができないままの点もありました。とにかく規則に則った事務手続きと作業方法を理解して頂けるよう、講義の内容を厳選しました。ここには、その教育訓練で使用しましたファイルと、参考にしましたファイルとWeb Siteを列挙し、参考にして頂ければと思っております。

 

教育訓練2015で使用するPowerPointのファイル(期間限定)

 

【近畿大学】

(1)近畿大学研究用微生物取扱安全管理規程(旧版)

(2)レベル2微生物を使用する実験室の届

(3)研究用微生物(BSL2)取扱い実験従事者届

(4)レベル2微生物を使用した実験および保管の届

(5)レベル2微生物を使用する実験室と保管庫の掲示

 

【文部科学省・厚生労働省・環境省など】

(1)大学等における研究用微生物安全管理マニュアル(文部科学省)

(2)遺伝子組換え(文部科学省)

   バイオセーフティクリアリングハウス・カルタヘナ(環境省)

(3)感染症法に基づく特定病原体等の管理規制について(厚生労働省)

(4)解析感染症法の基本構造および病原体の種別と感染症の類別

         (右上図、日本細菌学会編)

(5)病原体などの名称と疾患名称の対照表(厚生労働省)

(6)病原体等管理業務に関するQ&A(厚生労働省)

(7)病原体等管理業務に関するQ&A(追加分)(厚生労働省)

(8)廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル(厚生労働省)

 

 

【WHO・感染研・その他】

(1)感染研病原体等安全管理規程

(2)感染研BSL分類2010

(3)WHO・感染性物質の輸送規則に関するガイダンス2014

(4)WHO・実験施設バイオセキュリティガイダンス2006

(5)WHOBiorisk management: Laboratory biosecurity guidance・2006

(6)バイオメディカルサイエンス研究会による講習会

 

病原性微生物を取扱う実験室の入り口のドアには、バイハザード標識の掲示が義務づけられている。そのバイハザード標識はいったいどれでしょうか。逆に他のは何でしょうか。

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